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音楽家パロ

I'm under your spell.

01. I'm under your spell.

-君に魔法をかけられたみたい-

00:00 / 02:17
18歳でプロのピアニスト兼作曲家としてデビューした五条悟は
その稀有な才能とカリスマ性で一躍注目を浴びるが、
​完璧な運指・表現力から目立ち過ぎるあまり他者を一切寄せ付けず、活動はもっぱらソロ演奏のみ。
「自分のレベルを落としてまで他人に合わせるなんて御免だね」

そんな日々を過ごし10年経った頃、今まで経験したことの無いスランプに陥る。
納得のいく曲が作れない。弾いてみてもしっくり来ない。
作曲も即興も全てが上手くいかない。
納期を遅らせる事も出来ず、まったく納得の出来ていないものを無理矢理形にして発表すると
各所メディアやファンは何故かいつもと変わらず絶賛の嵐。
は?こんな駄作に?ちゃんと耳付いてんのか?
今まで僕の曲の何を聴いて来たワケ?
こんなにもはっきりとスランプを自覚しているのに世間の評価は下がる様子もなく
そんな状況にもストレスが溜まる。
ああ、くだらない。つまらない。
ふと「引退」の二文字が頭を過るほどに。

そんなある日、気分転換に街の外を歩いているとふと駅前の方から楽器の音が聴こえてくる。
「ストリートでバイオリン?珍しいな…」
いつもなら誰が何をしていようが気にも留めないが、
あまり見かけない弦楽器のストリートミュージシャンだった事もあってか何となく興味を惹かれ
自然と駅前のコンコースへと足を向ける。
いつもより多い気がする人だかりの後方からその長身を生かして覗き込むと、
春を思わせる髪色の若い青年がなんとも楽しそうな笑顔を浮かべながら
首元に担いだバイオリンを弾き鳴らしていた―――


そこから紆余曲折あり、
「僕も悠仁とデュエットしたい!」
「いやいや俺の演奏技術じゃ五条さんの邪魔になるだけでしょ」
「僕が悠仁のレベルに合わせるから!それならいいでしょ!ね!」
「それはそれで何か腹立つなぁ」
といった流れであの五条悟が他人と合奏!?と世間を仰天させるようになるお話から
生まれた曲になります。
前フリが長すぎてSSになってしまいました。

「」
 

02.Thanks for enriching my life.

-僕の人生を満たしてくれてありがとう-

00:00 / 04:26
つまらなくなってしまった音楽人生が運命の出会いにより一転。
曰く、魔法をかけられた と
今まで見た事の無い幸せに満ち足りたような穏やかな笑みを浮かべ語る五条悟と
最強のソロピアニストを仲間内でやっているバンドのいち伴奏扱いしちゃって良いのか
申し訳なさを覚えつつも、好きな人が楽しそうで嬉しい虎杖悠仁のBGM2曲目です。

2曲ともあまり凝り過ぎずに即興をベースに打ち込みの修正と軽い肉付け程度で作りました。
2曲共に作者のバイオリンで生演奏をライン録音しているのですが
(その方が虎杖悠仁の生っぽい感じを表現出来そうだったので)、
電子バイオリンをまるでギターのように早弾きする虎杖悠仁見てぇ~の具現化で
中盤から後半にかけてエレキっぽくエフェクトかけて遊んでみたりしました。

「悠仁は好きに弾いていいよ。僕が完璧に合わせてあげる」
と悠仁の即興演奏に悟の伴奏が合わせるイメージで。
途中悟も楽しくなってる場所があります。
形式に捕らわれず、自由に楽しそうに弾き鳴らす悠仁を見ていると
幸せな気持ちになる悟。それ、恋です。

ちなみにこのパロの五悠が付き合っているかどうかまでは決めていないので、
聴き手側で是非ご自由に膨らませてやって下さい。
(そして教えて下さい。)

余談ですが2曲ともに聴こえているウッドベースは伏黒恵くん
ドラムは釘崎野薔薇ちゃんです。
高校で知り合い仲良くなった3人で趣味の延長からスリーピースインストバンドを組み
屋外でのストリートライブ等で活動していた所、
世界的にも有名な孤高のプロピアニストが目の前に現れたと思ったら
うちのメインバイオリンにベッタリだし
行く先々に着いて来るし
それに飽き足らず無理矢理加わってセッションしたいと言い始めて
心底ウゼェと思われています。
​仲良し一年ズ最高~~~!


 

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